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執筆者の写真学生企画 希望創発センター

第8回 「お金のない社会とは」

2020.7.1 19:00〜21:00 in Zoom

こんにちは。高知大学の宝金です。

本日もいつもどおりZoomを使って「対話すなっく」を実施しました。

今回は「お金のない社会とは?」というテーマで皆さんに告知しました。

すると、希望創発センターの大人の方達が「興味がある!!」ということで3名の方が見学(実際には一緒に楽しく対話しました)に来て下さいました。

それでは、「お金のない社会とは?」というテーマでどんな対話が繰り広げられたのか見ていきましょう!!

ファシリテーターは宝金が務めました。

まずは、「お金を使う、使った経験について」対話した。

・包丁を買いました(料理が好き)

→「良いものをゲットするためにお金を使う!」この学生は、良い包丁だと言うことで、100円出して、名前も入れてもらったみたいです笑

・自分の趣味(車や釣り)

 →生活費以外のお金は全て趣味に使える

・競馬にお金を使った

・中国産のウナギは安くて買ったけど、めっちゃ不味かった

 →無駄な買い物をしたなぁと感じた

・昨日、宝金さんにご飯を奢ってもらった

 →はい。僕がお金を使いました。

・これから弁当を買うと思います。その理由は、時間を節約するためにお金を使う

などなど、みなさんお金を使う、使った経験は勿論ですがありました。

「自分の趣味」や「生活費は」当然のこと、「良いものをゲットするために」や「時間を節約するために」など、お金を使う理由は人それぞれだなと感じた。

次は、お金は、必要に応じて払ってしまうと、何れお金はなくなります。

そこで、「お金を使う場合に優先順位が高いのは何か?」について対話した。

・食に使うお金はケチらない

・テニスの会費

・趣味や自分が楽しむために

・勉強だ!と思ったものに対しては使う

 →自分を納得させるために

・家族のために

などなど

案外、生活費関連が出てこなかった。もっと優先順位を考えると、電気代とか水道代とか家賃とかあるのかなと僕は期待をしていた。

次に、「お金を使って無駄遣いしたな」と感じた経験について対話した。

・ペット用品を購入した際、他の店の方が安かったとき

・同じ本を2冊買ったとき→漫画

・Tシャツを買って、着心地が悪かったとき

 →求めていたものが届かなかったとき

・会社で何千万円使ったとき、周りの人から無駄遣いだ!と言われた

 →それぞれの人の価値観の違いを感じた

・中学の時に上京してカラオケで5000円払った

 →何に使われたのかはわからない…

などなど

無駄遣いだ!と思うのは、人それぞれの価値観があるように感じた。ある商品に対して高いな!安いな!と感じることは人それぞれの生き方にヒントがあるように感じる。例えば、過去に、A店で安く売っている商品を見たことがある人はB店では高く感じるが、安く売っている商品を見たことがない人は、B店の商品を安く感じることもある。

人それぞれの生き方によって、お金の価値は変わるのではないか…。

次は、「お金があると困ること」について対話した。

・お金を使わないと周りの人からケチとか貧乏くさいと思われそう

・お金を借りた以上は、しっかり使ってることやお金を使うことの「意味と意義」を示さないといけない→プレッシャーを感じた

・なんでも買えるので生きるのが楽しくなくなる。

・なんでも買えるので生きているのが楽しくなる

・働く意欲がなくなる

・お金がないからできる経験ができない

 →コンセントを抜く(節電)

・日常の小さな幸せを感じることができなくなる

などなど

確かに、小さな幸せを感じることができず、傲慢な生活になってしまうのではないかと思った。いつでも貪欲に生きることが大切なんだなと思った。

次は、「お金がないと困ること」について対話した。

・何をするにしてもお金のことを考えないといけない

・何をするにしてもお金がないと何も始まらない

 →生活するための生活費や学校に行くための教育費

・やりたいことを始めるために時間がかかる

 →お金を用意するために

 →効率的にできることができない

・単純に生きていくことが難しくなる

 →深夜の医療費は高い

・他人に優しくできない

 →ボランティアや募金活動は自分にお金の余裕がないとできない

・選択肢が狭まりそう

 →お金がないからこれしかできない

などなど

お金がないとやっぱり困りますよね!けど、生きていく上でお金がない時はありますよね!

なので、次は、「お金がなくてもできること」について対話した。

・呼吸すること(生きること)

・拍手をして人を褒めること

・考えること

・自然を楽しむこと

・身近なボランティア

・人と話すこと

・生き物を採ること

・ノリを使わずにご飯粒を使って封筒をくっつける

などなど

お金がなくても、人と人のコミュニケーションが取れたり、いろいろなことについて考えたりできることを再認識した。

ここで本題の「お金のない社会があったら、どんな社会になってしまうのか。」について対話した。

・物々交換になる??(昔のように!)

・お金の代わりに自分が行動で示すサービスが増える(例:皿洗いしたらリンゴ1個)

・お金の役割として、お金は物の価値の指標になる

 →行動や技術力の価値は未知数

 →寛容な社会になるか、お金を作ることで価値の基準が生まれる

  →寛容になれていない時やお金がない時は、価値観に対して主観が強くなることでミスマッチが起きる

    →争いが起きる(これだけ色々やってあげたのにその見返りはないだろ!)

・不便が増える

 →不便をどう解決するのか

・誰かのもとに仕えるということがなくなる

 (今のように仕事をするということが当たり前にならなかった)

 →共通の価値として認識しやすい。人に見合う対価をもらう(還元される)

そして、「この世の中からお金がなくなったら、人間はお金を作るのか?作らないのか?」を対話した。

・物々交換が生まれた場合は、お金を作る事になる

  →みんなが欲しいものに価値が生まれる

・ミスマッチが起きるとか、皆が共通に理解できる価値を示すものがないので不便に感じる

  →便利なお金が必要

・技術力も必要に応じて交換が行われてきた 基準を設けるためにもお金が必要?

・その技術力のある人を探す、もしくは、その技術を育成させる人などなどが生まれる?

・最強の大王がいたら、物々交換で全てOK

(りんご1個=ぶどう2個と大王が決めたらお金はいらない)

 →けど、りんごがない!自分が出せるものが限られてくると、代替物がどうなのか決めるのがややこしくなる

 →全員が持っているものが必要(お金?)

 →全員にりんごを配る 国専属の鍋直し職人がいる?サービス業は国が支配する 

サービスではなく公共のもの

 →生活に必要なこと

 →自分自身の価値を持つことが必要

(自分の価値は周りの人にどのような価値を与えられるのか)

(お金はためることができる特性がある)

大王とリンゴのお話は、面白いお話になった。

どんな話になったのかはビデオがあるのでぜひ連絡ください!


今回は、学生9名と社会人3名の計12名で実施した。お金のない社会とは、難しいテーマであったが、お金の使い方やお金がなくて困る話など、自分の身近な生活を振り返って、多くのことに気付き、学べた2時間になったのではないかと思う。これまでは、「お金」と聞くと、貧富の差など、不平等なものであるというイメージを抱いていた。しかし、「お金のない社会があったら、どんな社会になってしまうのか」「この世の中からお金がなくなったら、人間はお金を作るのか作らないのか」という話を通じてお金がなければもっと格差が広がってしまう、お金は誰に対しても平等なものであるのだと思った。今回の話を聞いて、もっとお金が欲しいと思った。


次回は、7月16日(木) 19:00〜21:00 Zoomで開催します。

フィシリテーターは公文くんで、「恥ずかしいってどんな気持ち?」について対話します。

また2週間後、お会いしましょう!!


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