2020.6.10 16:30~18:00 オンライン:Zoom
こんにちは!
6月に入り、新型コロナウイルスの影響が緩和され、大学生活が少しずつ戻りつつあります。
しかし、Seekersの活動は、まだまだオンラインで活動するしかなく、本日もZoomを活用して「対話すなっく」を実施しました。ファリシテーターは、関上です。
本日のテーマは「ひとり」です。
まずは「ひとり」を痛感した時について対話した。
・友達(など複数人)との旅行から帰ってきた日の夜(1人暮らし)
→静けさ
・体調悪くして動けない時(この学生は、先月ウイルス性胃腸炎を発症し、1人で苦しんでいたようだ)
→病気の最初3日間はスマホが見れなかった。
→連絡が取れるようになったら寂しさ?ひとり?と感じることが軽減した。
・1人でご飯を食べている時
→1人で食べるのは寂しい。ただ、1人で飲みたいときもある(寂しくない)
→周りの状況や気分によって感情が変化する
(1人でご飯を食べている時、環境や気持ちによっていろいろな感情が生まれる)
ここでなかなか意見が出てこなかったので、参加者からアドバイスがあった。
「「ひとり」を痛感した時」だと、痛感というネガティブなイメージが多いから、「実感した時」にするとポジティブな意見が出てくるかもしれない。と。
「ひとり」を実感した時について対話した。
・グループLINEで発言した時に、誰からも返信がない時。
→「ひとり」で会話しているように感じる
・露天風呂で「ひとり」だと、貸し切り気分で気持ちよく入れる
・受験日当日に「他の受験生はライバル」と感じて、孤独な戦いだなと感じた
・知らない土地や街に1人でいった時
→知っている人が誰もいないから「ひとり」と感じた
・スマホを持っていない時に「ひとり」だなと感じてるかも
→しかし、現在はスマホを持っていないことがない(スマホがないと不安…)
「ひとり」と感じる前に、不安が勝っているかも…
現在の大学生は、完全に「携帯依存症」ですね。
次は、「ひとり」という言葉は「寂しい」と思うことが多いと思っていたので、
「ひとり」だったことが嬉しかった時について対話した。
・1人暮らしして、家の中が静かで嬉しい
→実家は誰が見ているのかわからないのに、テレビの電源が入っていてうるさかった。
・1人暮らしだと、門限がなく、いくら酔っ払っても何も言われない
→1人だと、誰にも迷惑をかけずに、誰からも見られていない自由な時間
・いつでも気まぐれに行動できる
→ドライブしている時、行き先や時間など、気にせずに楽しめる
ここまでは、「ひとり」という状況で嬉しかった時について話してきた。
次は、周りに他人がいる状況で、「あ〜ひとりかぁ〜」と感じた体験について話した。
・小学校の授業中に「こう言った経験がある人?」と聞かれた時、自分だけなかった時
・女性専用車両に乗ってしまった時
・進学して新しいコミュニティに知り合いが誰もいない時
・仲が良い友達3人で歩いている時に、2人で話し始めた時に残りの1人は感じる
・発表会や試合の直前
→プレッシャーや期待がかかっとき(新体操の選手:大きな体育館の真ん中に1人で立っていたから感じた)
→寂しさと、期待されているという高揚感
・野球をしていて「ひとり」と感じることはあまりない。それはチームスポーツだから!
ただ、いい意味で「チーム内で誰もできない技術があれば「ひとり」だなと感じることもある」。
・クリスマスの時に、1人で商店街を歩いている時に感じる
→クリスマスの時に友達と歩いていても「俺たち1人だな」と思う(彼氏彼女がいなくてひとりと感じる)
次は、「ひとり」になりたい状況や感情について話した。
・趣味に没頭したい時
→邪魔しないで欲しい。また、誰にも干渉されたくない。
・肉体的に疲れている時→寝たい
精神的に疲れている時→他人に会うとイライラして当たっちゃう。殴りたくなる。(怖い)
・「ひとりになりたい」とSNSで投稿した時、心配してしまう。
→一方で、そのように投稿している人は、他人に何かを求めて投稿している場合もある
・高校の時にバトミントンの試合で応援されると、「ひとり」になりたいと感じた。
→応援に応えるのが面倒くさい
→ミスしているところを見てほしくない。
➡︎参加者の半分以上は応援されたいと回答した。その理由は、自分のことが好きな人や自信がある人は、応援されたいと感じる。
さて、ここまで「ひとり」について話してきた。
「ひとり」は寂しいものである。ただ、「ひとり」の時間は必要である。
この関係性はどのようなものなのかを対話した。
・「ひとり」の時間が長いと「寂しさ」が生まれてくる
・新型コロナウイルスの影響で、誰にも会えない時間が続いているから、「寂しい」と感じる時間が増えている
・「ひとり」は寂しいわけではなく、「ひとり」でしか成し遂げられないこともある
他人に干渉されずに自由に行動できるから良い
・「ひとり」の時間は必要。日常茶飯事、他人といることはしんどい。「ひとり」の時間は、1日に必ず必要である。「ひとり」=疲れが取れる
・「ひとり」で学べることは少ない。他人と話したり、会うことで、いろいろな人から刺激をもらい、成長することができる。
➡︎「ひとり」の時間は個人によって異なるが程よく必要である。
というような感じで、本日の「対話すなっく」は終了した。
「ひとり」でいること、「ひとり」と感じること、その中でもさらに「さみしい」、「ひとりでいたいからそれでいい」、「適度にひとりの時間が欲しい」など「ひとり」は色々な感情によって成り立っていることが分かった。ただ、今回の新型コロナウイルスのように長く「ひとり」の状況が続いたときは、「ひとり」であることに対してマイナスな感情が生まれやすいように感じた。さらに新たな疑問として、「ひとり」でいることが「さみしい」という感情は、人と会うこと、会話することなど以外の方法で解決することはできないのか。今の世の中に完全に「ひとり」である状況はあるのか。SNSや対戦型のゲームなどを通じた直接的ではないコミュニケーションと直接会うコミュニケーションとの違いは何だろうか。などがあがった。まだまだ語り足りない「対話すなっく」であった。
次回は、6月24日16:30からオンラインで「対話すなっく」を実施します。
それではまた、オンライン上で語り合いましょう!!
宝金 実央、 関上 瑞
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