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執筆者の写真学生企画 希望創発センター

第18回 オンライン「対話すなっく」「謝罪」


2020.12.8 19:00~21:00

皆さんこんにちは。

今回のファシリテーターを務めました、高知大学人文社会科学部1年の佐藤根です。

今回は「謝罪」というテーマで話し合いました。今回は、なんと社会人の方が2名参加してくれました。よって、学生を含め、計11名で「対話すなっく」を実施しました。


 謝罪は、日常的にしたり、されたりしていると思いますが果たしてその行為にはどのような意味があるのかについて考えていくことにしました。


 はじめに、「謝った・謝られた経験」について聞いてみました。

「謝った経験」は、研究室で失敗してしまった時や、バイトで注文を間違えた時、バイトに遅れてしまった時など、

「謝られた経験」は、図書館に欲しい資料がなかった時やパソコンを返してもらえなかった時などがありました。


次に、謝ってもらいたいのに謝られなかった経験について聞いてみました。

・周りに被害が出ているのに謝られなかった →謝られたら許す

・借りパクされている →謝られたら許す

・人のクルマに乗って降りるときに感謝の言葉を述べない

・先輩がやって当たり前だと思っている

→ 謝罪≒感謝


全体的にみると、謝られた経験よりも謝った経験のほうが多く意見として出てきましたが謝った経験のほうが記憶に残りやすいのでしょうか。

また、同時に、その経験の際に許してもらえたのか、もしくは許してあげたのかも聞きましたが、許されなかった、もしくは許さなかったという意見は一つも出てきませんでした。


 次に、「なぜ許したのか・なぜ許されたのか」についての話もしました。

そこでは、当人に罪の意識がある(反省している)から、ミスは必ずあるから、謝罪の言葉があったから、時間が経過したから、など様々な意見がありました。


その中で、言葉に感情がこもっていようがこもっていなかろうが、自分の心を切り替える1つのきっかけとなるのではないかという意見もありました。


そして、今まで許す許されるの話を行っていましたが、そもそも「許す」とはどういう事なのかという質問があったため「許すとは」についても話し合いを行いました。

・謝られたら許す

・関係性が±0

・怒りが沈んだ時

・怒りが沈んでいなくても謝られたら許す

・怒っていないときの謝罪は全部許す

・怒っているときの謝罪は理由によって許す

・人の成長を期待しての指摘なら感謝、まわりまわって自分のための指摘だと謝罪

・「すみません」は自分の間違いを認めている表現、「ありがとう」は自分の間違いを認めていない表現

・同じ注意においても改善策or訂正を求めるものとがある、それにともなって返答を変える

・謝られることで自分の怒りを鎮めたい。自分を鎮めるきっかけが欲しい

・謝れ!っていう人は自分の意見の押し付け 謝罪→相手の降伏、自分の正しさを認識する


最後にこれまでの対話を経て、皆さんに「謝罪」とは何か聞いてみました。

・謝られたら許す →本人に罪の意識があるかないかが重要

・とりあえず自分が悪いと思ったら謝る!

・謝らないっていうことはその程度の人間

・謝るということは人との関係上必要

・ただ謝ればいいものでもなく、考えて・反省して謝る

・社交辞令感はある、状況もある

・自分に非がなければ謝らない!

・自分に非がなく謝る挨拶みたいな

・謝ることは体力を使う

・自分を悪いように思わないかん時はしんどい

・必要があるかないかと言われればないと思う

 →どうしてしているのか考えたい

・相手に対して呆れられたくない・幻滅されたくないから謝る

・謝らなくていい場面で謝ることをやめる

Excuse meの場面をThank youにしたい


 以上から、謝罪をすることで許してもらえることがあるという事や、謝罪をすることで持つことができる関係性もあるという事を学ぶことができたので、今後、謝罪をするような場面に遭遇した時は、きちんと謝ろうと思います。



 これで本年度の「対話すなっく」はすべて終了となります!また2021年も楽しく充実した「対話すなっく」ができることを期待しております。ぜひ、皆様ご参加お待ちしております。

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