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執筆者の写真学生企画 希望創発センター

第14回オンライン「対話すなっく」「やる気の源はどこから?」:東北大学との合同対話すなっく

                              2020.9.29 19:00~21:00



 今回の「対話すなっく」は東北大学の皆様をお迎えして、高知大学と東北大学の合同「対話すなっく」を実施しました。今回の「対話すなっく」のテーマは、「やる気の源はどこから?」でした。日頃生活している中で、やる気がある時とない時があります。また、やる気が起こることなど、「やる気」はどこから生まれてくるのでしょうか。人それぞれ違うことに起因して「やる気」が起こるのではという思いから対話してみました。

はじめに、「みなさんにとって、「やる気」になること」について対話した。

・自分のことを過大評価もしくは過小評価された

・兄弟や同級生が似たようなことを頑張っている時

→弟が英検を受けたい!弟が参考書を教えて欲しい!と私に言ってきた(本気で勉強したい!という気持ちがあるんだな)

→私も頑張らないと!!

・期末試験のとき、チャンスは期末テストのみ(期末試験は成績を出すためのラストチャンスのテスト→切羽詰まった場合)

→やらないといけないものや期限がある時にやる気ができる

・好きな子に会う約束がある時の全ての行動

・少し頑張ったらできそうなだなっていう目標や課題がある時

→「ちょっと」という気持ちから

・楽器が好き!いい演奏をしたい!!っていう思い。自分を表現したい!という思いから

・お昼ご飯を食べる1時間前→お腹空きすぎてやる気が出ない人も…。

・体が元気な時→体調が悪い時

・自分にしかできないこと

→自分以外でもできることはやる気が出ない

→自分のやったことが他人から評価されることはやる気が出る

・報酬があると頑張れる

→ご飯がもらえたら頑張れる(なんでももらえたら)

・目標としている人が頑張っている時

・自分と似たような人が、自分にはできないことを挑戦している時に「自分も頑張ろう」と思った

→東京の同級生はいろいろな人に出会っているから、自分も挑戦したい

・風邪などの病み上がりに、昨日まで溜まっていた課題や洗濯などを頑張って終わらそうと思う

・生き物が好きだから(頑張ろうとは思ってない)

 これらを見てみると、「やる気が起きるとき」と「やる気が起こること」の2種類があることがわかりました。これまでは「やる気」が起こった場合の対話をしてきました。一方で、「やる気」が失われる要因は何かを考えるために、

次は「やる気がなくなった経験」について対話した。

・ノートを使って「よし勉強しよう!」と思った時に、前回のページから今回のページの間に1ページ空白のページを作ってしまった時

・頑張ったレポートのデータが消えたとき

・やる気を出してやっている時に「やらなくてもよくなった」とき

・時間がある時→時間に余裕があると、「やる気」が出ない

・自分のキャパシティーを超えると眠くなる

→板書が汚い、先生が早口

・自分の害する発言をされた時

→気分悪い

・中学校の時に、「どういう意味でやらされているのかわからない」課題はやる気がでない

・寝て起きたら!寝る前は、「明日自炊したろ!!」、起きたら、そのやる気がなくなる

→朝は1日のやることがたくさんあるから、「自炊」の優先順位が下がって、やる気がなくなる

・ショックなことがあった時→人から裏切られた時

・頑張ろうと思っても、SNSなどやりたいことができたら(優先順位が起因?!)

・学会で発表!それまでに一生懸命頑張ったから学会が終わると、やる気がなくなっちゃう

 →満足感からやる気がなくなる

→短い目標や長い目標・きっかけからまたやる気を出していくか。or研究をやり続けながら、やる気が出てくることも…!

・オンライン授業への対応に覆われた!燃え尽きたあと。やり切った!

→博論や本を出版したあと、2年くらい新しい研究ができなかった(その時は充電期間)

→授業をする中で、学生に質問されて答えられなかった時、論理的に説明したらどうなのかな?と言った疑問から、自分がもう少し勉強しないといけないと思った!

→自分の発言がモヤモヤしている、自分に足りないな。というキッカケから。

ここまで、やる気を起こすキッカケや、やる気がなくなる経験について対話してきました。この中には、いろいろなやる気の源があるように感じました。次に、どんな「やる気」があるのか少し深掘りしていきたいと思いました。

次は、自然にくる「やる気」とやりたくないけどやらないといけない「やる気」がある!?について対話した。

簡単に3つの「やる気」が考えられた。

1:自然にくる「やる気」

 →好きなこと

→使命感からくる

→人のために演奏したい

→自分がやりたいと思うorやらなきゃ!という気持ちも(いやではない)

2:友達が家に来るときなど、「誰かのために」と考えると、やらなきゃ!と自然に出てきた「やる気」

→いやではない

3:やりたくないけどやらないといけない「やる気」

→課題、お金を稼ぐために…

他にはどのような「やる気」があるのかについ対話してみた。

・好奇心からくる「やる気」→1に近い?

 いろいろな図鑑(電車や動物)を見て、「知りたい」という感情から発展して「やる気」が出てくる

→工芸品が好き(旅行などで形になって持って帰れるもの)

・授業で「この箇所を読んで」からモゾモゾ話すと周りからの目線を感じる

→3は、行動や言動に露呈しやすい

→向上心≒やる気:向上心からくる「やる気」→1に近い?

・内側からくる「やる気」と外側からくる「やる気」がある?

1と2は内側から来るやる気→頑張ろう!からやる気と、向上心から来るやる気

3は、外側から来るやる気で露呈しやすい

→みんなが共通でやらされているやる気

→自分からやろうとすると、1や2になる?

・やることの目的や目標があれば、「やる気」が出てくる

→強制されてやっている中で、目的がわかればやる気が出てくる

→内容よりも自分の中で目的がはっきりして来ると内側から来るやる気へ!!

・自分の感情が揺さぶられると「やる気」が出て来る

→悔しさなど(負の感情が多い?怒りなど)→「やる気」以外の感情から「やる気」が出て来る

・自分に対して「やればできるじゃん」などの褒められた時にも!

→自己肯定感、モチベーション→自分が頑張ってきたことが報われた時

・マイナス評価を0にしたい。など、ギャップを埋めたいと思った時にやる気が出る!

→自己評価からくるパターンも!←最強!!

ここで時間が来たので、最後に「やる気の源はどこから来たのか」について、今回の振り返りを兼ねて対話した。

・自分自身のギャップを見つける

→他人からの意見を取り入れることは難しいけど、自分のなかで今の自分と理想の自分を思い描く

・いろいろなやる気が湧くことがわかったが、他人のやる気を引き立てるのは難しい

・やる気になるところは、みんな似ているのかな?いろいろな要因でやる気が出て来るから、理屈でやる気を語るのは難しい

・「やる気」は、外から引き出される、一方で、「失う」ものでもある

→刺激を受け続けられたら

・意味や目的を認識して、その価値を判断する(利となるのか?感情)→OK!!やる気💪

→1つの感情だけでは難しい。いろいろな感情を持った方がいい

・やる気は連続性がある!内側からのやる気と外側からのやる気はつながっている

・やる気は出さないといけないものだったけど、自然に出て来るやる気に気付いていなかった!

・3のやる気を露呈しやすいタイプの人間だった!!(外に出やすいタイプ)

・頑張るぞ!という経験は大変だったけど1だった。けど、今の学生実験は3だから、価値を見つけていきたい

・外発的なことに作用されて「やる気」があがることは、いいことなの?

→自分にとって必要か必要じゃないかに繋がる?

・天気などの外部からの影響もやる気に影響!気分転換から来るやる気も!

・人と話すことで、自分を整理してやる気が出てくる。


今回のテーマである「やる気の源はどこから」とは、やる気が起こる瞬間が人それぞれ異なるのではないかというところから、対話が始まりました。やはり、人それぞれ、「やる気」の源は異なっていました。しかし、異なった「やる気の源」の中から、大きく3つに分けることができました。1:自然に出てくる「やる気」、2:「誰かのために」など目的がある中で「やらなきゃいけない!」という気持ちの「やる気」、3:やりたくないけどやらないといけない「やる気」があることがわかりました。「やる気」は、行動の原動力になります。常に「やる気」があることが良いとは限りませんが、「やる気」があることに越したことはないでしょうか。


次回の「対話すなっく」は10月14日の水曜日、18:00~Zoomで開催します。

テーマは以下のファームで募集中です!!

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