2020.8.13
こんばんは。
ファシリテータを務めた関上です。
今回の対話すなっくのテーマは、「広い心とは」でした。「広い心を持ちなさい。」「〇〇って心広いよな。」といったフレーズを耳にすることはありませんか?一般的に、「広い心」という言葉には、良いイメージがあると思います。ですが、具体的には、どのような意味で使われている言葉なのでしょうか。
まず始めに、「広い心」という言葉のイメージについて話した。
・余裕がある(緊張してもバタバタしない→実力を発揮できる)
・細かいことにイライラしない人 →渋滞の時にイライラしている時は、心が狭い
→急いでいなくても(余裕がない?)「もっと早く運転すればいいのに」って思う
・なんでも受け入れてくれる人
→ゴキブリ飼ってくれる人を受け入れてくれる人
→「誰にでも」なんでもやってくれる人(依頼に忠実に!自己犠牲も)
・何事にも動じない人
→いろいろな価値観を受け入れてくれる
→何事にも囚われずに、いろいろな視点から考えることができる(個人)
↔「広い心」は第二者から第三者からみて現れる
・人が失敗しても、とがめない(咎めない)
・寛容(その人の背景を踏まえた上で、答える)、器が大きい人(類義語?)
→「広い心で聞いてください」と言った時、幅広い理由を用いて慰められる(理屈ありき)
・受け身な人?
などといった、意見が挙がった。
次に、「広い心」に対するイメージを話していく中で、「広い心」を持つべきであるのか?という疑問が参加者から出てきた。
・持ちたい!→狭いより広い方が、自分も周りもイライラせず、気を遣わなくて良いため楽
・場合による→細かいことにイライラすることは広い心を持ちたいなって思うけど
なんでも頼み事を答えるのは、また違う!
しっかり断ることは「広い心」とは違う
↔相手のことをよく考えて、断れば「広い心」と言える
〇話し合いの時
(必要なとき)
→広い心は、周りの意見を踏まえて、冷静に判断できる意見を持てる
→ 1回他人の意見を受け入れること、1回他人の意見を共用する
(必要ないとき)
・広い心を持たない人は決定権がある
(広い心を持つグループは、みんなを褒め称えて終わる)
・広い心を持っている人は受け身な人が多い(なんでも受け入れてくれる人)
・広い心持っている人=意見を持っていない→=ではないと思う
話し合いの時、「周りの人に気を遣わずに意見を言うこと」は、「広い心」を持たない人であるという意見がありました。一方、周りの人を気にしているからこそ、話し合いをまとめるための意見を言うことは、「広い心」を持つことであるという意見もありました。
次に、「広い心」を持たない、つまり「狭い心」を持つとは何であるかについて話した。
・自分の機嫌が悪いときに、あからさまに態度に出す人
・ケチな人
・自分の考えている価値観を押し付けてくる人
・不満なことがあった時に切り替えられない人
・気圧のように、周りの人と比較して、「広い」「狭い」を判断してる?
高気圧→「広い心」、低気圧→「狭い心」(後で図にする)
・自分が「こう!」って思ってることは、他人も同じく「こう!」って思ってる
最後に、「広い心」を持つためには?という疑問について話し合った。
〇年が経つにつれて「広い心」を持つようになる?
・一般的にお年寄りになると心が広くなる⇄老害
→老害なった理由は、相手から指摘されなかった?(プライドが高い)
・自分を守りたかった(コミュニティを大切に)
〇心が成長すると「広い心」になる?
・理想の形
・心が深くなると、こだわりが強くなり、狭い心になりつつある
・心の正三角形
以上のように、「広い心とは」をテーマに、7名の学生で語り合いました。
「広い心」のイメージは様々でしたが、自分と違う考えを受け入れ、かつポジティブに捉える人であることが共通しているように感じました。また、私たちが目指したいと考える「心」は、図に示した正三角形のような形であるという意見が多くの参加者から聞かれました。正三角形の横は「広い心」であり、他者の異なる意見を受け止めることを表します。一方、縦である心の深さは「狭い心」であり、自分の意見を言うことや、自分から行動することを表しています。「心の正三角形」を大きく、バランス良くするためには、様々な経験や異なる考えを持つ人との対話が必要であり、「対話すなっく」も「広い心」を持つことにつながる活動であるかもしれませんね!
では、また次回の対話すなっくでお会いましょう!
次回の対話すなっくは、8月27日(木)19:00~21:00です。
テーマは、「人それぞれって良いこと?」です!
たくさんのご参加お待ちしています!
Comments