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執筆者の写真学生企画 希望創発センター

学生のためのファシリテーター研修 第2弾(二日目)

11月23日、24日

学生のためのファシリテーター研修 第2弾 佐藤先生(二日目)


二日目スタートです!

前日のような晴天ではなく曇天の空!

お昼からのBBQが心配...(涙)


二日目は佐藤先生にファシリテーターを務めていただき、哲学カフェを行いました!


まず、対話すなっく、哲学カフェなどの哲学的対話実践とは、どのようなものなのかを全員が再確認するところから始まりました!

哲学カフェ・対話すなっくとは? 

という質問に、一人の学生が

・当たり前を疑ってみる

・普段考えないことを考えてみる

と発言。全員がその発言に納得し、その意義を再確認!

そのことを踏まえたうえで哲学カフェ、スタートです!



学生が出した様々なテーマの中から選ばれたのは「自然」でした!

自然というテーマを考えた学生は、森などの木々、山、川のような自然と、普段の生活で使っている「自然と~する、~なる」の自然は明らかに違うものであるが同じ言葉であることが気になりこのテーマにしたということだった。

いろんな面白いテーマがあったけど、それはまた次回に!


まず、自然という言葉を聞いて持つイメージはどのようなものがありますか? と質問!


◎「自然」のイメージ

・高知には自然がいっぱい(山、川、海etc.)

・自ら然るべくしてそうなる

・nature=手つかずのもの、ありのままの状態

・外圧が加わっていない など


人間とは離れたところにあって、人間の影響を受けていないものという考えが多かった!

ここで一人の学生が「里山のように人の力で保たれている自然も中にはあるのでは?」

と発言し、「自然」と「人による影響」から、多様性であることが自然なのでは?という対話に。


◎多様性は自然なの?

・自然=多様な生態系を持っている状態⇔都会=イヌ・ネコしかいない・・・多様性でない

・杉しか生えていない環境は多様性がないのでは?

・北極は「自然」なのか?


と質問が出たところで、

次に自然の基準とは何で決まるのか?という対話に。


◎自然の基準は何で決まるのか?

・人の手が加わっているか否か⇔生態系の多様さ

・私たちが認識している範囲はすべて人の手が加わっている

・昔、人がかかわっていたものであっても、今人の手から離れているものは自然?

 →植林され、後に自生している杉


ここでは、人が関わっていても人の手から離れたものは自然となるのでは?

と、人の手が加わった自然でも、人から離れると再び自然に戻ることが考えとして出てきました!


そこで次に、初めから人工物であるものと自然の違いは何なのか?という対話に。

・それ自体が変わっていき、成長し、生み出すものが自然

 ×錆びる、破れる

  ↓

 「生きる」=自然の1つ

 元の自然を失わせて、新しい自然を生み出すもの

「自然」がいっぱいの基準が違う?

・生き物がいれば自然、砂漠にも生き物がいる

・生物にとって生きる源があれば自然

ex.水族館の魚→代々繁殖している場合

   =目的を持っている  →自然ではない?

生き物を中心として考えたときの自然とはどのようなものなのか、それは水族館などの施設においても言えるのではないか、という対話に。



◎「自然」の中に人は含まれるか?

ex.都会は自然か?

 →都会の中でも自然は生まれている

but都会よりも高知の方が自然が多い

・人類の文明も「然るべくしてそうなっている」⁉

  ⇕

・人工物がなくて、予測不能、スケールが大きいもの

 自然の脅威、人がちっぽけな存在。


ここで自然とは、人を含んでいるものなのか、人を全く含まず強大なものかという話でしたが、このような意見が出てきました!


“人工物においても「自然」という言葉は使うのではないか?”

ex.ものが自然に壊れる

   壊れないものは不自然?

・人が作用せずに起こっていくものが「自然」

ex.勝手に破れるなども

・環境問題

 →人間も一部なのに…


ここである学生が

「人がやっているか否か、は、自然か否かに関係ない。人でも動物でも結果は同じで、スピードが違うだけだと思う。」と発言。


ここでは、人工物でも自然という言葉があてはまる場合もあり、人間も自然の一部であるという意見が出てきました!

さらに、人間が自然に対して影響を及ぼしている環境問題であっても、動物と人ではスピードが違うだけで結果としては同じことなのでは?という意見がとても印象的でした!

人間も自然の一部である場合もあるという意見が出たところで話題は、

「人工物・人為的なことvs自然」に変わりました!


◎人工物・人為的なことvs「自然」

・誰から見るかで変わるもの

 →植林であれば、人間から見ると人為的かもしれないが、木からすると自ら生やしている。つまり生えてからは自然。

・「自然」はなくならない

 →地球がなくなるのも自然⁈

・木が虫に食われている

 人が見ると「自然」

 →人が、人と人以外を分ける 

      (→自然)

 →・当事者が感じる自然

  ・外からみた自然 の2パターンがある。


誰が自然を決めているか、自然は見方で変化するものではないか、人がそれ以外を自然と呼んでいるのではないか、などの意見が出ました!


◎“自然な状態”とは

・自然な状態≒当たり前

・違和感のない

・誰もが経験している

・TPOに則った状態(ルールに則っている)

・ストレスのない状態

・大多数の意見(≒普通)

・人間のつくる「自然」は不自然

・ルールが日常化している=自然

・人間のルールと自然のルール

 →秩序…バランス


ここでは、ルールという言葉が目立ちました!

人間のルール、自然のルールがあり、重なる部分もありながら、異なっている部分もあり、それぞれのルールから外れたときに「人間や人工物」、「自然」と区別しているのでは?という意見が出てきたところで時間となり、哲学カフェ終了です!


「自然」という言葉を普段日常的に”nature” と ”natural”という感覚で使っているような気がした。この感覚は、世界中の人たちでも共通していると考えると地域や文化、言葉が異なる人たちとも哲学カフェ、対話すなっくを行ってみたいと思いました!

まずは、手始めに商店街での対話すなっくの開催を目指します!!!



楽しむときはとことん楽しむ!!!

ということで、

天候は雨でしたが、午後のBBQもとことん楽しみました!笑




来年は天気の良いときにぜひ楽しみましょう!!!


佐藤先生、お忙しいところ高知までお越しくださいましてありがとうございました!

今回初めて参加するメンバーも多くとても良い経験となりました!

これからも多くのことに挑戦していきたいと思います!!


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